地域社會
企業市民として、事業を展開する各地域のニーズや課題を敏感に捉え、それらを解決に導く貢獻をしていきたいと考えています。
これまで、各地の拠點では従業員が手づくりで、地域社會と交流する催しを企畫してきました。
これからも、従業員が主體となって各地域で何が求められるかを考え実踐することで一層愛され、親しまれるグループをめざします。
各事業場に地域社會とのコミュニケーションを推進する部署?擔當者を配置しています。また、地域住民の代表と定期的な會合を開催するなど、相互交流を積極的に図り、苦情などがあれば受け付けています。また、各工場では、開かれた工場をめざし、地域自治會や住民の方を対象とした工場見學を実施しています。
地域住民の皆様から寄せられた苦情やご意見は、その事業場內で內容を検討し、必要に応じて本社の関係部門と協議のうえ、誠実に対応しています。
事業場 | 対話窓口?手段 |
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堺製作所 |
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滋賀製作所 |
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淀川製作所 |
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鹿島製作所 |
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草加事業所 |
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ダイキングループは、工場周辺住民の方々に安心して暮らしていただくために、「安全」を最重要課題と認識し、工場の安全確保に努めています。各工場では、操業に伴う騒音?振動などの発生時に、地域からご連絡いただく窓口を設け、迅速な対応に努めています。
地域自治體との懇談會を通じて安全や防災について話し合うほか、地域の防災訓練に參加するなど、安全な工場に向けた地域との交流に努めています。
2019年度、堺製作所では、地域小學生の防災教育の一つとして、金岡工場の防災取り組みを伝える授業を実施しました。
ダイキングループは萬一の自然災害に備え、各事業場で対策を検討しています。災害時に避難所として工場內グラウンドを提供することはもちろん、備品として水?食料?防災機器などの確保に努めています。
2012年8月、國の中央防災會議は、近い將來起きるとされる南海トラフ巨大地震による被害想定を発表しました。各事業場では、東日本大震災で得た教訓を生かすとともに、新たに公表された被害想定にもとづき地震対策を見直しました。
また、各事業所では毎年防災訓練を実施し、訓練で抽出した課題を検討。國內各拠點では「安否確認システム」を導入し、災害発生時に従業員の安否が把握できる體制を確立しています。
地域の一員として、地元の皆様とのふれあいを大切にしています。ダイキン工業は1973年、他企業に先駆けて「地域社會課」を発足させ、地元の皆様との交流を深めてきました?,F在は「地域社會課」に代わり、各製作所が地域の窓口となって住民の皆様との交流に取り組んでおり、人と人が心ふれあうように、企業も一市民として、地域社會とふれあい、ともに歩むことによって、少しでも地域の豊かな暮らしのお役に立つことができれば、と考えています。
工場見學、夏祭りなどの各種活動を通じて地域住民の方々とコミュニケーションを図り、地域に理解され、地域に貢獻する工場となることをめざしています。
ダイキン盆踴り大會
夏の風物詩、ダイキン工業主催の盆踴り大會は地域の方々が多數參加する大イベントです。
1971年、當社淀川製作所の若手従業員向け厚生施策として企畫された盆踴り大會は、その後、準備段階で地元の方々にも參加していただける、地域ぐるみの大會に発展。企業主催のものでは全國最大級の規模となり、優れた企業文化として國內のみならず國外のメディアからも高い評価を受けています。2018年度は約2萬2千人に來場いただきました。
2019年度、淀川製作所では、より盛り上げるために社員総勢400名を動員して盆踴りの輪を6重にしたり、會場までの道路の子ども向けイベントエリアを拡大したり、知床の流氷約20tを展示するなどの新しい企畫を進めていましたが、非常に殘念ながら雨天中止となりました。次年度以降も來場者の皆様に喜んでいただけるよう、実行委員が中心となり企畫していきます。
堺製作所では、若手従業員らと地域小學生によるよさこいソーランの演舞や地域自治會による模擬店の出店など、地域と一緒に盛り上げることができました。2019年度は局地的豪雨に見舞われ、途中中止となってしまいましたが、地域參加者からはその際の避難誘導が素晴らしかったとお褒めいただくことができました。途中中止により、來場者はのべ約7,500名となりました。
滋賀製作所では、従業員とその家族、協力會社や地域の方々との交流の場として毎年8月に納涼祭を開催しています。安くて美味しい夜店、従業員企畫の手作りイベントやパフォーマンス、フィナーレには滋賀製作所名物打ち上げ花火などで盛り上がります。2019年度は約8,000人に來場いただきました。
鹿島製作所の納涼祭には、地域の方々による大正琴の演奏や子どもみこしも登場し、過去最高の485人が參加しました。
そのほか、中國や米國など世界の主要な生産拠點でも開催しています。
ダイキンアメリカ社の盆踴り大會には2萬人の地域住民の皆様が參加
國內での開催地、日程については以下のページをご覧ください。
淀川、滋賀、堺、鹿島製作所では、工場周辺の清掃や除草活動に取り組んでいます。
淀川製作所では2003年度より「クリーンアップ作戦」として16年間地域清掃活動を継続し、今年度はのべ1,200人の従業員がボランティアとして參加しました。
また、淀川製作所の周辺を巡る水路の清掃を、地域の「味生水路を守る會」と共同で実施しています。昨今の豪雨水害リスクの増加、高齢化による清掃擔い手の不足といった地域の方々からの聲を受けて、2009年より毎年120人以上を動員し、協力してきました。今年度には、水路清掃10年の節目に感謝狀をいただきました。
堺製作所では「堺市まち美化促進プログラム」にもとづき、月1回、従業員全員が交代で地域清掃?美化活動に參加しています。金岡工場では工場周辺緑化と清掃活動を、臨海工場では工場周辺と道路中央分離帯のゴミ回収活動を実施し、それぞれに毎回50人程度が參加しています。
滋賀製作所でも「ゴミゼロ作戦」として年3回の周辺地域の清掃活動を実施し、のべ1,500人が參加しています。
鹿島製作所では、毎月工場周辺の清掃作業を実施し、のべ516人の従業員が參加しました。また、臺風15號通過後には歩道?道路排水溝に散亂した木の枝葉などを40人の従業員で清掃を実施し、排水詰まりによる道路浸水を防止しました。
東京支社でも、2015年12月に東京都港區とアドプトプログラムの協定を締結し、2016年1月より月1回、JR品川駅港南口周辺の清掃活動を実施しています。2019年1~12月の參加者數はのべ355人でした。
淀川製作所での水路清掃活動
水路清掃活動感謝狀
東京支社での清掃活動
各地域のニーズに応じた貢獻?交流活動に取り組んでいます。
地域に根ざす企業をめざすダイキングループでは、住民の方々により深くご理解をいただけるよう、海外の工場でも積極的に工場見學を受け入れています。
また、海外の各拠點の従業員ボランティアが、周辺地域や景勝地での清掃活動に參加しています。
ピエールベニテ市の消防団が運営している「11歳から18歳までの少年?少女を対象としたボランテイア消防士の訓練プログラム」に支援金を寄付しました。また、2019年5月に開催された消防団のオープンデーにも參加するなど、地元の消防士との交流を深めています。
地元の労働者リハビリセンターを従業員21名が訪れ、レクリエーションや?事會などの活動を?いました。